アニものづくり企業セミナー
挨拶 真木太郎(ジェンコ代表「この世界の片隅に」プロデューサー/アニメビジエンス編集長)
「この世界〜」既存の実写、CGよりも手描きアニメーションにした方が伝わった
キャラクターが好きな人はいても、嫌いな人はいない
企業にとっても役立つ表現技法
「企業xアニメのコラボのトレンド」 キャラクターデータバンク 陸川
ライセンス収入(2016)320億円(アニメ以外の海外キャラ含む)
CM 4760本(全体の18.4%)
事例 初音ミク x LUX 20代女性向け ツインテールを解いてストレートに
youtubeの動画広告2016下半期1位(500万回再生)
初音ミク x 農水省 日本の食文化 OISHI シズル感
けものフレンズ x JRA WEBいいね 4億のいいね
キン肉マン x 眠眠打破 80年代人気
SUZUKI x Dr.スランプ 長期契約中
アルプスの少女ハイジ x カップヌードル 魔女の宅急便に続く「青春」第2弾
今後 ハイエンドブランドとのコラボ
世界観を超えるクリエイティビティの高度化
アニメによる表現でシズル感を演出
同時代体験作品により共感・共有
鮮度を重視したキャラクター選定
→ 国内外 多様化・多種化
「企業とのコラボ事例」
1.マルイがアニメでCM作成 丸井グループ アニメ事業部 吉田華倫
5月放送のオリジナルアニメCMx 4作品
OIOIが「くまみこ」で取り上げられた縁あり
2013 新宿マルイワンで乙女ゲームとのコラボ
アニメの物販、ゲーム系イベントの開催
2016 アニメ事業部が発足 映画の製作者委員会で投資など開始
PB商品 女子まつさん等
オリジナルアニメの終了後も猫カフェ、トリビュートイラスト、展示会などで知名度の低さをカバー
使いたいもの x 伝える手法
コンセプト 企業理念を伝える・店舗カード訴求ゼロ・IP制作 →オリジナルアニメ制作
制作期間4ヶ月の無理難題 アニメP 平澤直 キャラクター 森倉 WEB展開 武者 著名声優
5-9月 youtube 120万回 tw 2000万 紹介書籍 600冊 他メディア多数
2. 日清カレーメシ x アイドルマスターシンデレラガールズ コラボ マーケティング部 磯
発売2年目の夏のプロモーション WEBで局地的にバズらせたい
日常系 物語系 アイドル系(日清がまだやっていない)
期待感 納得感 一体感
カレーメシだからこその文脈 広告っぽくなく ファンの心をつかむ 購入につなげる
→カレーメシのキャラクターをアイドル化
ブランドアンバサダー 日野茜(カレー好き/元気キャラ/声優:赤崎千夏のフォロワー多数)
チーム9名を3チーム分け passion cool qute = 3種類のカレーメシ
物販 BOXセット販売(6個入りオリジナルパッケージ クリアファイル付き)
プレミアムイベント 名刺交換会=デレマス文化
8/12-13のイベントに向けての仕掛け 赤崎千夏の3年ぶりの登場
LIVE会場ではスクリーンに映された協賛会社の名前を全員で叫ぶ
→日清食品ではなくカレーメシに変更
twのRT,いいねが10万超え 発表時1位獲得
その後二次創作あり 当日の会場ではカレーメシが勝負飯扱い
ファンがカレーメシを使って作ったドリアが人気 400人フォロワーが30000件のRT
結果 8月は売上が2倍 想定以上のため3種類をメインのカレーメシ1つに絞って供給
3. ソードアートオンラインビギニング x 日本IBM ワントゥテンデザイン 小川
京都発のクリエイティブファーム (天王洲にブランチあり)
IBMがthinkpadを手放したことによりto Cの接点が無くなり、大学生に知られていない会社になった
テクノロジーで未来を切り開くイメージを持たれていない事を払拭したい
IBMcloud(元softlayer)との組み合わせ
S.A.O.の世界観を使い、オリジナルの前日譚を角川&原作者と共同制作
storyにそって、スランプ中の科学者萱場が、VRMMOのβ版のさらに前のα版の開発にIBMが関わる話
IBMがαテストを募集するイベント 2016.3/18-/20 IBMのTWでティザー(youtube2日で100万PV)
海外のファン、欧米のIBMから反響多数(何故日本だけ!)
200名(イベントで追加+20名)のテスターに10万件の応募(500倍) 72000件のファン動画
現実の世界線と作品の世界線を結ぶ仮想の世界観を作り出す
実際にIBMが開発したVRを制作して体験をしてもらった
新卒の応募 130%伸長
「パネルディスカッション」 上記の3名に加え下記2名 モデレーターまつもとあつし
ソニーミュージック 井上「project samantha」罵倒少女のAI
キャラクターエージェント k-laei 自由対話型AI 昨年の金賞
高(たか)オタクラフト実行委員会 和田
グレンガランの五月人形 オタク x 工芸
富山県高岡市 高岡銅器で有名(日本のキャラ銅像のシェア90%)
工芸職人が分業して作品作り 受賞後イベントや工場見学ツアーで認知大 問い合わせ増
苦労した点
sony 元々スタービジネスの会社 コミケをターゲットに上司にプレゼン
日清 データを収集 成功事例の無い話を社内プレゼン 社長が40代のため理解あり
1-10 VERGEがグローバルIBMにに取材申し込みを行い、日本のブランドプロモーションである事が分かり、
ファンの反発あり 炎上が少し収まったところで感発中の動画を公開して火種を抑える
S.A.O.の世界観に寄せて期待を上回るVRの開発を進める
原作を知り尽くした専任のスタッフがマッチング
オタク グレンガランのパラレル世界のモチーフを参考に、自分たちの作品に収める
SONY 徹底的なプロファイリングと愛情が必要
効果評価 ブランドとの関係
日清 snsから強いワードを取り出して分析
1-10 広告への投下との比較 クライアントのターゲットマーケティングへの理解
sony アニメの世界観に沿って安価に出来た「魔法科高校の劣等生」の映画もヒット
ファンクラブビジネスに結びつけたい
オタク 銅像 仏像 B to 自治体 地元のアニメ会社の認知アップ
VIPO(映像産業振興機構・経団連) J-lop 60億円の支援予算
林(ガリガリ編集長・コンテンツプロデューサー)第2回では90作品の応募
次回 12/4エントリー発表
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